実行委員長 ご挨拶

この度、「本庄まちゼミ」実行委員長に就任致しました、山田康博です。

 

「まちゼミ」というのがどのようなものなのか、イメージつかない方も多いと思いますが、簡単にいいますと、

「その道のプロが講師となり、『匠の技』の一部を惜しげもなく伝授し、それを楽しみながら学ぶ、『お客様とお店のコミュニケーション事業』」です。

 

 

「商売の楽しさ」の記憶を取り戻そう

かつて賑わいのあった商店街も、時代の流れとともに体力を消耗し、衰退の一途をたどっていっています。それは本庄だけでなく、全国の多くの商店街で同じ悩みを抱えています。

今まで、本庄市内の16もの商店街が、補助金など行政の支援を受け、商店街の活性化のため、様々な企画・イベントを開催してきました。しかし、継続が難しく、「補助金なしでは自立できない」ということの繰り返しでした。もはや、ここ数年は「あきらめムード」にまちが支配されている状態です。

 

今の商店街に何が必要かを考えた時、やはり、個々の店が力をつけ魅力ある店舗にしていくしかありません。そこで、この「まちゼミ」です。店主自身が「講師」という役目をすることで、本人も今一度自分の仕事に対する見直しができます。そして何より、自分の中のプロとしてのプライドを取り戻していけるのではないかと思っています。

改めて、商売を始めたころの気持ちに立ち返り、「商売の楽しさ」の記憶を取り戻す機会になっていただければ幸いです。「まちゼミ事業が商店街活性化の最後の砦」くらいの気持ちで、このチャンスを活かしていきたいと思っています。

 

 

熱い実行委員会のメンバーのもと

実行委員会は、各々分野の違うスペシャリストが集う政策集団です。

とにかく、「本庄を元気にしたい」という使命に燃えた、熱い連中です。

我々が熱ければ熱いほど、熱伝導し、まちを熱くすると信じて、活動しています。

 

 

 

 

「まちゼミ」はまちを動かすフックになる

笑い声・作業の音 今まで閑散としていたまちなかに 再び温かい音が響き渡り始めています。

店主さんやスタッフさんも商売の面白さを再確認し、熱意が戻ってくるのではないでしょうか。

まちに熱意が戻れば、「私も俺も」という感じで、新しいチャレンジャーがこのまちで生まれてくるかもしれません。

 


泥の中の蓮

作:山田康博

シャッター通り 暗く荒んだまち 

寂しいと言われ続けた このまちに

差しこむ一筋の光

「本庄まちゼミ」 

 

難しいことは申しません

売り手と買い手 

その双方が講座を楽しんで参りましょう

 

そこには 清らかな

 

優しいコミュニケーションの花が

咲くことでしょう